薬品工場や各種製造工場の床の改修をお考えの方へ、塗り床の概要についてご紹介します。
薬品を取り扱う場所では耐薬品性を第一に考えて、最適な塗料や工法を選んでいく必要があります。
薬品工場や各種製造工場においては、特殊な薬品の使用によって生じる床の劣化に注意しましょう。
酸やアルカリによる腐食で、床が滑りやすくなったり、ひび割れしたりしている箇所はありませんか? そのままにしておくと、コンクリートの内部まで腐食してしまいます。
また、水をよく使用する工場では、床が常に濡れている状態となり、下地コンクリートが見た目以上に水を含んでいる可能性もあります。
過剰な水分は、コンクリート損傷の原因にも。
また、工場によっては重量級の機器を使用しているために、荷重によるひび割れが生じている恐れもあります。
なお、薬品や荷重に耐えうるような強い床へ改修する場合、気になるのが施工期間。
工場の生産ラインをストップさせないように、できるだけ短い工期での施工を行いたいですね。
薬品工場や各種製造工場の床改修では、次のような機能を検討しましょう。
耐衝撃性 |
工場においては、貨物、工具、什器・機械器具など重量物の落下に対する耐性が求められます。 車輌・船舶などの重工業関連施設や、印刷・窯業など取扱い製品が重量物である工場において、特に必要な機能です。 |
重量物走行耐性 |
フォークリフトやプラッターなど、重量級の機材の動きは床に相当なダメージを与えます。 こうした動きにも耐えうる床材を選んで、床に強度を与えましょう。 |
耐薬品性 |
薬品によるひび割れや、滑りやすくなっている箇所がある場合には、耐薬品性の強い床材を検討します。 使用される薬品に応じた床材や工法を選んで、床を長持ちさせましょう。 |
帯電防止性 |
工場で製造する製品によっては、静電気対策も必要です。 精密機器や薬品において、ほこりや塵は大敵。 帯電防止性を持つ床材によって、帯電した静電気によってほこりや塵が吸着するようなトラブルを未然に防いでください。 |
様々な薬品を取り扱う薬品工場の場合、薬品により床が浸食され、作業に支障をきたしたり、衛生上の問題を生じたりする場合があります。
酸やアルカリなど、工場で使用する薬品の種類に合わせて、適切な耐薬品性を持つ床材を選びましょう。
また、工場内ではフォークリフトを始め重量級の機材を使用しますので、重さや衝撃に耐えうる強さも確保したいところです。
薬品や精密部品を生産する工場では、ほこりや塵は禁物。
帯電防止性や防塵性のある床材が有効的です。
さらに、稼働を止めたくない場合など、お客様のご要望に応じた短期間の工事も可能です。
当社は、価格、工期を踏まえて、使用される薬品に応じた床材や工法で仕上げます。